はちみつを使ったふんわり生地をドーム型に組み、表面にフランボワースのジュレを流しました。中にはたっぷりの生クリームとキウイフルーツが詰まっています。カットした時の色のコントラストがクリスマスらしさを演出します。
ニュージーランドのイメージが強いキウイですが、原産地は中国の揚子江沿岸だと言われています。ニュージーランドに渡った際に、外見が国鳥のキウイバードに似ていた事からキウイと名づけられました。現在では日本でも栽培が行われており、年間を通じて集荷されるフルーツになっています。
栄養価としては、ビタミンCが豊富なことは周知の事実ですが、他にもビタミンAやビタミンB6、カリウムやカルシウムも含みます。
そして特徴的なのが、タンパク質を分解する酵素(アクチニジン)を含んでいる点です。
食後のデザートとして食べると、消化の助けにもなります。ですが、お菓子を作る際に注意していただきたいのが、ゼラチンとの相性です。豚の骨髄を原料にするゼラチンはタンパク質が主成分です。ですから、タンパク質分解酵素を持つキウイを使うとゼラチンが固まらなくなります。ピューレや瓶詰めの加熱調理した物を使えば、酵素の働きを押さえる事が出来ます。