かぼちゃと紫芋を使って、ハロウィンカラーのタルトを作りました。
サクサクのタルト生地にはシナモンやクローブの香辛料を加えて、風味豊かに仕上げました。タルトの中にはたっぷりのかぼちゃのフィリングを詰め、表面には紫芋で作ったスイートポテトを絞り、ラム酒の風味をつけたかぼちゃを飾りました。
ハロウィンは古代ケルト人の間で信仰されていた、ドゥルイド教のお祭りが起源とされています。古代ケルトでは11月1日が新年とされ、大みそかにあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族の元にやってくると信じられていました。しかし、先祖の霊と一緒に悪霊もついてきてしまい、それが悪さをすると言われてきました。そこで、人々は悪霊を追い払うために仮面をかぶったり、仮装をしたり、魔よけの焚火をしたそうです。
この風習が、キリスト教圏にも広がり、今のハロウィンにつながったと言われています。キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日、「万聖節」の前夜祭では、秋の収穫をお祝いし、先祖の霊をお迎えします。日本のお盆のような行事とも言えるかもしれません。現在では宗教的な意味合いが薄れ、子供だけでなく、大人も仮装して楽しむイベントとなっています。